歯のクリーニングでしみる

こんにちは!スタッフのKです。今回は歯のクリーニングをすると染みてしまう事についてお話します。
歯には真ん中の部分に神経が通っていて、その部分で痛みなどの刺激を感知しています。歯石が溜まていたりすると神経の部分まで厚みがあるので少し感覚が鈍くなっていることがほとんどです。しかし、歯石を取り除くと神経部分まで近くなるので痛みを感じやすくなります。歯石やプラークが普段多い人ほどクリーニングをした後は知覚過敏をうったえる人が多いです。プラークがついてしまっている歯は歯周病菌が付いていることがほとんどですが、他にも虫歯菌などの細菌が潜んでいる可能性があります。これらの細菌の中には酸を出して歯を溶かしてしまう菌もいるのです。その場合はさらに象牙質が露わになって知覚過敏の症状を起こしやすくします。しかしこれは一時的な症状なので2~3日で治るので少しの間は我慢が必要ですが、時間とともに痛みも消えていきます。
歯石を取って痛みが出たり、血が出るというのは歯茎の炎症が原因である場合がほとんどです。次の3つに当てはまる方は歯茎の炎症を起こしているかもしれません。1つは歯茎の腫れがある場合です。体が疲れていたり、磨き残し等汚れが蓄積していると、細菌が増殖して歯肉炎の原因になります。この場合はクリーニングだけでなく、普段の歯磨きだけでも歯茎が痛くなったり出血してしまう事もあります。2つ目は歯茎が退縮している場合です。加齢や歯周病等の影響によって歯茎が弱ってしまっていると、クリーニングの時に冷たい水や風がしみたりと、知覚過敏の症状が出る可能性もあります。最後に、歯石が深くにある場合も注意が必要です。歯と歯茎の間に、歯周ポケットと呼ばれる溝があるのですが、そこの深いところに歯石がこびりつくと、歯茎の炎症も進行してしまうので、クリーニングをしたり歯石を取りと痛みや出血を伴うこともあります。
これらの症状がある方は歯肉炎や歯周炎が進行している可能性があるので早めに治療するようにしてください。

家でのケアとしては、まずは刺激のある飲食物を控えるようにしてください。歯茎が引き締まるまではなるべく刺激の少ないものを食べるようにしましょう。また、温度変化が大きい食べ物(冷たいお水や熱いスープなど)はより歯に染みやすいので注意が必要です。また、歯ブラシを柔らかいものに変えて、優しくブラッシングするようにしてみてください。食べ物同様、刺激を与えてしまうと痛みが長引いてしまう可能性があります。
しみる場合には知覚過敏用の歯磨き粉を使うと良いでしょう。知覚過敏用の歯磨き粉には歯の表面から伝わる刺激を和らげる作用のある成分が入っています。しみる場合には知覚過敏の歯磨き粉で痛みを緩和できます。


出血が数日で治まったら、歯茎が改善されているという証拠です。歯石がまたついてしまうとまた出血や痛みが出てしまうので毎日の歯磨きをしっかり行うようにしましょう。まず、歯石が溜まらないように歯を磨くところから意識してみてください。

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