インプラントの知識をより深く身に付けた上で治療に挑もう!


インプラントは、虫歯や歯周病や外傷で歯を失った場合、失った歯の役割を補うために、歯を支える骨である歯槽骨にインプラントを埋め込みます。一般的な保険診療歯でおこなう治療方法であった、ブリッジや入れ歯とはどのような違いがあるのか、メリット・デメリットを含め詳しくご紹介してまいります。


 


❙ インプラントの歴史

インプラントとは、体内に埋め込む医療機器の総称であり、歯科でおこなうインプラントの名称は、正確には「歯科インプラント」と称します。今でこそ、インプラントは一般的にも多く知られるようになりましたが、その歴史は意外にも長く紀元前のミイラからも失った歯を補う為に貝殻を埋め込み、歯の役割を補い生活していたことが判明しています。また、死後に宝石や象牙を埋め込んだ痕跡も発見され、死後の世界で不自由しないようにとの思いから埋葬されたと考えられており、紀元前も前から歯が生きるために必要不可欠な臓器と考えられていたことが見受けられます。

現代のインプラント治療の起源となる治療法は100年程前から開発され、コバルト合金のインプラント、ゴールドのインプラントなどさまざまな材質のインプラントが開発されましたが歯槽骨に結合することはなく、健康な歯に固定をするなどの処置が必要であり、まだまだ改善の余地がありました。

1952年にスウェーデンでチタン合金が骨に結合することが判明した以降、幾つもの改良を重ねたチタン合金のインプラントが現代でも適応されています。


 


❙ インプラント治療は誰でも受けられるの?  

インプラント治療は外科手術をともなうために、以下の疾患や状態である場合は、治療が適応されない場合もあります。患者さまの状況により異なるために、そのような場合はご相談ください。


 ・脳や心疾患、循環器疾患


・血小板減少、白血病などの血液疾患


・糖尿病


・肝臓、腎臓、免疫疾患


・リウマチ、腎不全、膠原病


・十分な歯槽骨の量が確保できない場合


・妊娠中


・16歳未満


 

❙ インプラントのメリット・デメリット


 インプラント治療のメリット・デメリットを十分理解した上で、治療を受けましょう。


 【インプラントのメリット】

・健康な歯を削る必要はありません


・審美性に優れている人工歯を装着できる


・自身の歯と同等な感覚で食事が出来る


・入れ歯のように取り外しする必要がない


 

【インプラントのデメリット】

・自費診療


・外科手術


・治療期間が数カ月単位


・術後の定期的なメンテナンスが必要


・術後、患部が腫れる場合がある