入れ歯の年齢、入れ歯の種類について

こんにちは、高峰歯科スタッフのOです。今回は入れ歯治療を始める平均年齢についてお話したいと思います。
虫歯や歯周病などで自分の歯を失ってしまった場合、入れ歯やインプラントによって空いたところを補います。歯の埋まっている骨の部分に直接埋め込むインプラントは自分の歯のように使うことができるため、とても快適に過ごすことができますが、一方で費用がとても高いというデメリットがあります。入れ歯であれば保険適用内のものもあるため、費用を抑えて作成することが可能です。しかし、歯を失ってしまった場合、何故入れ歯やインプラントで失った歯を補わなければいけないのだろうかと疑問に思ったことはありますか?歯を全部失ったわけでなければ他の歯で食べ物を噛むことはできますよね。そこで今回は入れ歯の重要性についてもお話します。

何故入れ歯が必要なのか
入れ歯とは取り外し可能な人工の歯で、ご自身の歯を失った方が使用します。歯の一部を補う入れ歯を「部分入れ歯」といい、すべての歯を補う入れ歯を「総入れ歯」といいます。どちらの入れ歯も失った歯を補うためのものであり、快適に食事をとるためやスムーズに会話をするために必要なものです。虫歯や歯周病などによって歯を失った場合、硬いものを食べるのが困難になってしまいます。柔らかいものばかり食べていると噛む力が弱くなります。噛む力が弱くなることにより、身体の健康を維持するための栄養を十分にとることができなくなってしまいます。「噛む力」は体全体の健康を維持するためにもとても重要なのです。入れ歯は失った歯を補い、歯茎を保護することができるため、虫歯や歯周病により歯を失ってしまった場合でも、入れ歯で補うことにより噛む力を衰えさせず保つことが期待できます。
また虫歯や歯周病で歯を失った場合、そのまま空いた穴を放置してしまうと抜歯した歯の隣の歯がだんだんと傾いてきてしまいます。それにより噛み合わせが悪くなったり、隣の歯まで治療しなければならなくなることがあります。そうなる前に入れ歯を使うことが大切です。
コミュニケーションの観点からも入れ歯は重要な役割を持っています。歯を失ってしまうと言葉をはっきりと発音することが難しくなる場合があります。入れ歯を使うことによりはっきりと発音できるようになるほか、見栄えもよくなりますので自信を持ってコミュニケーションをとることができます。

入れ歯治療を開始する平均年齢
厚生労働省の平成28年度の調査によると、入れ歯の使用は大体50歳ころから増え始めるそうです。

若いころから入れ歯を使い始めるメリット
若い頃から入れ歯を使い始めることにより、入れ歯に適応しやすくなるというメリットがあります。前述した通り、大体50歳頃から入れ歯を使い始める方が増え始めます。入れ歯を使うには、正しい着脱の仕方や正しいお手入れの仕方を覚えなければなりません。若い頃から入れ歯に慣れていれば、新しい義歯に変えた場合にもすぐに慣れてお食事や会話を楽しむことができます。
他にも、若い頃から入れ歯を使い始めることにより、安定しやすいというメリットがあります。高齢になってから入れ歯を作る場合、歯を支える骨が減少することにより歯茎が痩せてしまう場合があります。歯茎が痩せてしまうと入れ歯を安定させるのが難しくなってしまいます。
こんにちは。高峰歯科スタッフのOです。今回は入れ歯の種類についてお話したいと思います。実は入れ歯にはいくつか種類があります。大きく分けて①総入れ歯と②部分入れ歯があります。この二種類の入れ歯の違いを皆さんはご存知でしょうか?

①総入れ歯について
虫歯や歯周病等によってご自身の歯をすべて失ってしまった場合、総入れ歯を作ります。総入れ歯を装着することにより快適に食べ物を噛むことができるようになるだけではなく、お口の見た目も美しくなり、会話も快適にできるようになります。

②部分入れ歯について
一部の歯を虫歯や歯周病等で失ってしまった場合には部分入れ歯を作ります。部分入れ歯と総入れ歯の違いは、一部分を入れ歯にするか、全ての歯を入れ歯にするかの違いです。ご自身の歯が残っている場合には部分入れ歯をお作りします。歯は失うのが一本だけだとしても見た目や食事のしやすさ、会話のしやすさに大きく影響が出るため、歯を失ってしまった場合には部分入れ歯を作ることをおすすめします。


入れ歯の素材について
入れ歯は主に「レジン」と呼ばれる素材で作られます。レジンとは樹脂のことです。加熱して液状化させて形成をおこないます。入れ歯にはレジン素材だけで出来ているものだけではなく、レジンと金属を組み合わせたものやレジンとシリコンを組み合わせたものなどがあります。レジンのみで作る入れ歯は保険が適用されるため、比較的安価に作ることができます。一方で金属やシリコンが入った入れ歯は保険が適用されないため高価ですが、レジンと金属の入れ歯は薄く作ることができ、食べ物や飲み物の温度を感じることができます。レジンとシリコンの入れ歯は歯茎に当たる部分を柔らかいシリコンにすることにより、シリコンがクッションになり入れ歯の付け心地が改善します。他にも、バネなしの入れ歯や磁石でくっつく入れ歯などもあります。通常の部分入れ歯は、金属製のバネをご自身の歯にひっかけて固定する形状になっています。バネのない入れ歯は金属アレルギーの方でも装着することができますし、見た目も入れ歯だとはわかりにくくなります。磁石でくっつく入れ歯は、歯の根と入れ歯に磁石を埋め込み、磁石の力で固定します。しっかり固定されますのでずれる心配がない他、見た目も美しい仕上がりになります。

保険適用内の入れ歯
保険適用内でも部分入れ歯から総入れ歯まで作ることができます。安価である代わりに審美性や耐久性、使い心地は保険適用外の入れ歯よりも劣ります。保険適用内の部分入れ歯は、クラスプと呼ばれる針金のようなバネがついており、それを隣の歯にひっかけて固定します。総入れ歯ではレジン素材の最もシンプルな構造の入れ歯になります。

自費で入れ歯を作る際のメリットとデメリット
保険適用ではない入れ歯は自費で作ることになるため、保険適用の入れ歯よりも高額になってしまうところがデメリットです。しかし高額である代わりに審美性や耐久性、使い心地に優れるという大きなメリットもあります。入れ歯を作る際にはどのような入れ歯が自分に合っているのか、かかりつけの歯医者の先生とよく相談することをおすすめします。

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