歯茎がさがる原因

こんにちは。高峰歯科スタッフのOです。本日は歯茎がさがる原因についてお話したいと思います。「最近歯が伸びた気がする」「歯が長くなった」「歯茎が下がった気がする」と感じることはありますか?大人になって歯が伸びた気がするときは、歯茎が下がってきているのが原因の可能性があります。本日のブログでは歯茎がさがる原因についてご説明します。歯茎が下がる原因には二種類あり、一つ目が加齢によるもの、二つ目が歯の汚れによるものがあります。それぞれについて詳しく解説します。

歯茎がさがる原因:加齢
誰しも加齢は避けられないものですが、歯茎のさがる原因として加齢があります。一般的に、歯茎は10年経つごとに2ミリ退縮していくと言われています。しかし口腔内の環境が悪ければ2ミリ以上退縮してしまうでしょう。適切なブラッシングで歯と歯茎を清潔に保ち、少なくとも年に2回歯医者さんで定期検診を受けることによって歯茎の退縮を最低限に抑えることが重要です。

歯茎がさがる原因:歯の汚れ
歯茎がさがってしまう原因として、加齢の他には歯の汚れがあります。歯と歯茎の間に汚れが溜まってしまうと歯茎が炎症を起こし歯肉炎になり、それが悪化すると歯周病になって歯茎がさがってしまいます。歯肉炎と歯周病の原因は歯の汚れの中にいる細菌です。細菌の産出する毒素が歯茎の炎症を起こし、歯周ポケット(歯と歯茎の間の隙間)が深くなっていきます。進行した歯周病では歯槽骨という歯を支える骨が細菌に感染することによって溶かされてしまいます。歯槽骨が溶けて少なくなっていくと、歯槽骨の上に乗っている歯茎も下がってしまいます。さらに歯周病で下がってしまった歯茎は元にもどすことができません。歯周病の進行を防ぎ、現状を維持するしかないのです。ですから、歯肉炎の段階で食い止めることが何よりも大切です。

歯茎がさがるのを防ぐ方法
これまでお話ししてきた通り、歯茎は加齢や年齢によって下がってしまいます。実は歯茎は全体の60パーセントがコラーゲンで構成されています。コラーゲンはお肌の張りを維持する成分として有名ですが、歯茎もコラーゲンで構成されています。歯周病にかかると、歯茎の炎症を繰り返すことにより徐々にこのコラーゲンが減少していきます。したがって、歯周病を予防することは歯茎がさがるのを防ぐことになるのです。では歯周病を予防するにはどうすれば良いでしょうか?歯周病を予防するには歯周病の初期症状を見逃さずに初期の段階治療をして、歯周病の悪化を防ぐことが最も大事です。歯周病の初期症状とは歯の汚れが原因となっておこる歯肉炎です。歯茎が赤く腫れているなと感じたらすぐに歯医者さんで検診を受けるようにしてください。歯肉炎の状態であれば歯磨きによって改善させることができます。毎日の歯磨きの中ではご自分の歯と歯茎をじっくり観察することはないかもしれません。定期的に歯科検診を受診し、歯肉炎や歯周病を早期発見することが歯茎と歯の健康を守る上でとても大切です。



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