歯茎の下がる年齢とは

こんにちは!スタッフのSです。今回は「歯茎の下がる年齢とは」についてお話したいと思います。
最近、歯茎の下がりが気になってきたというお悩みを持たれる方は多くいらっしゃいます。歯茎が下がってくると、歯の根っこの方まで露出が進み、グラグラとして安定しなくなります。これを「歯肉退縮」といいます。歯肉退縮が起こると、歯と歯にもともとあった隙間が露出するので、そこから虫歯や歯周病などになりやすくなってしまいます。またそれだけではなく、このまま放置してしまい、重症化してしまうと、歯を支える土台がなくなり安定しないので、組織や骨の構造が壊れ、歯が抜けるなどして歯自体を失ってしまう可能性があります。しかしながらこの歯茎退縮は、症状が出てきてもかなりゆっくり、徐々に進行していくために、なかなか自分自身では症状に気が付きにくいといった問題点が挙げられます。では、この歯肉退縮の原因は何か、また、歯肉退縮が起こる年齢はいくつくらいからなのでしょうか。

歯肉退縮の原因
歯肉退縮はいくつかの原因が挙げられます。一つは遺伝によるもの、二つ目に口腔ケアの問題、三つ目に生活習慣の問題、最後にホルモンバランスによるものが挙げられます。遺伝によって歯肉退縮してしまうのは、虫歯のなりやすさに個人差があるのと同じ要因のため、自力でどうにかすることはできません。しかし、二つ目と三つ目の問題は自身の意識の改善で変わります。口腔ケアの問題は、あまり歯磨きや液体歯磨剤、フロスなどの使用が不十分であったり、逆に過剰に歯ブラシで磨きすぎることでも歯肉退縮は起こってしまいます。適度な口腔ケアを心がけましょう。三つ目の生活習慣の問題については、一番に挙げられる要因はタバコです。タバコを吸うことは歯肉退縮の原因となる歯垢を増加させます。他にも歯ぎしりや常に歯を食いしばる癖があるのも、歯に負荷がかかり、歯肉退縮を進行させます。最後のホルモンについては、主に女性が成長していく段階で歯肉退縮しやすい時期/年齢があります。この時期や年齢はいくつなのでしょうか。

歯肉退縮と女性ホルモンの関係
女性が歯肉退縮しやすい原因には、エストロゲンというホルモンが関係しています。エストロゲンとは女性ホルモンの事をいい、女性の体の変化に大きくかかわるホルモンになります。このホルモンの濃度が増減することにより、歯茎が過敏になるため、歯肉退縮に大きく影響を及ぼします。このホルモンが影響することで歯肉退縮が起こりやすくなるタイミングとしては主に、3つのライフステージが挙げられます。女性ホルモンの分泌が増加する思春期(約8歳~18歳頃)、女性ホルモンの分泌が低下する更年期(約45歳~55歳頃)、また妊娠期に起きやすくなるとされています。一般的には、単純に加齢のみが歯肉退縮などの原因になるといったイメージを持たれがちですが、実は女性ホルモンが増えることでも口腔内に影響を及ぼします。そのため、「若いうちは大丈夫!」と油断せずに、しっかりと口腔ケアをして、歯肉退縮などの症状に備えましょう。なにか気になる事がある場合は、かかりつけの歯医者さんでぜひ一度ご相談ください。

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