こんにちは高峰歯科クリニックスタッフのTです。ここ数回、マウスピース矯正についていろいろお話してきた中で、気になった検索ワードがあったのでそれについて掘り下げていきたいと思います。
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「マウスピース矯正って痛いの?」「マウスピース矯正の装着中に痛みがある場合はどうすればいい?」「ワイヤー矯正と比べるとどちらが痛い?」
マウスピース矯正の痛みに関する検索ワードが多く、SNSでマウスピース矯正の治療を発信している人たちの中には、矯正中の痛みに関する意見などが多い印象でした。これによってマウスピース矯正は「痛い」といった印象を持っている方も多いのではないでしょうか。
ここではマウスピース矯正の治療中に出てくる痛みの種類や対処法を解説していきたいと思います。
【マウスピース矯正とワイヤー矯正、痛みが少ないのはどっち?】
マウスピース矯正もワイヤー矯正も、歯に持続的に弱い力をかける事にはかわりないのでどちらが痛いと感じるかは人それぞれであり、個人差が生じます。マウスピース矯正もワイヤー矯正も矯正を開始して慣れるまでは痛みや違和感を感じるでしょう。治療開始から3日ほどで口内の矯正装置になれ、違和感は減っていくでしょう。
マウスピース矯正で発生する痛み
ワイヤー矯正の場合、プラケットやワイヤー先端が口の粘膜に当たって痛みが出る事があります。マウスピース矯正ではどのような痛みが生じるのか、マウスピース矯正で起こり得る痛みの種類を解説していきます。
矯正力による歯の痛み
マウスピースをはめた時に歯に弱い持続的な矯正力がかかります。ワイヤー矯正ではワイヤーによって歯に矯正力がかかります。どちらも矯正力がかかるので、同じような鈍い痛みを感じるでしょう。この痛みによって食べ物を噛めないという方もいらっしゃいますので、柔らかなものを食べることをお勧めします。
マウスピース装置が接触することによる痛み
マウスピースのヘリが歯茎に当たると痛みを感じることがあります。マウスピースの辺縁がとがっている場合は、爪切りなどについているやすりなどで簡単に丸める事が可能です。
一方、ワイヤー矯正の場合、ワイヤーの後端が飛び出て頬に接触し痛みが出ることがしばしばあります。痛みの対処法としては「ソフトワックス」をワイヤーの端につけたり、ワイヤーを切ったりすることになります。
矯正装置の接触による痛みは、マウスピースの方がワイヤーよりもご自身で対処しやすいでしょう。
新しいマウスピースに取り替えた時に感じるやや窮屈な痛み
マウスピース矯正の場合、1-2週間ごとにマウスピースを交換して歯を動かしていきます。矯正力により歯が動いてマウスピースにフィットするようになるまでは締め付けられるような窮屈な痛みを感じる方が多いです。
以上、ワイヤー矯正と比較しながらマウスピース矯正で起こり得る痛みの種類を説明しました。マウスピース矯正の痛みの場合、マウスピースを取り外しできる分、ご自身で痛みに対応できるのは大きなメリットだと思います。
矯正中に痛みが出たら取るべき対処法
矯正中の痛みの対処法については既に一部はご紹介いたしましたが、非常に大事な事なので説明した内容をもう一度解説します。
対処法1:マウスピースを一旦外す
「マウスピースがどうしても痛い」「痛くて眠ることもできない」ような場合は少しだけ外しましょう。
※ワイヤー矯正の場合は取り外しができません。
対処法2:痛み止めを飲む
マウスピース矯正の場合、1日20時間以上の装着を義務付けられているケースが多いです。マウスピースを外すことに慣れてしまうと装着時間が結果的に短くなり、完成するまでにかなりの時間がかかってしまう恐れがあり、最終的に理想の歯並びにならない場合もあるかもしれません。
マウスピースの矯正力による痛みを少しでも和らげるために、痛み止めを服用することも一つの手段です。医師の立場としてはできるだけ長時間の装着をしてほしいので、痛み止めを飲みながらマウスピースを極力長く装着することをお勧めしています。
ただし、痛み止めを長時間服役することは骨の代謝に影響を及ぼすので、歯が動きにくくなることもあります。あくまで頓服としてたまに服用する程度に留めて、常備薬のように飲まないようにしましょう。
対処法3:マウスピースのヘリ(辺縁)を削る
マウスピースの端が歯茎に当たって痛い場合、爪やすりなどで削ることをお勧めします。またかかりつけの歯科クリニックなどで調整してもらことをお勧めします。
対処法4:虫歯や歯周病の治療をきちんと受ける
マウスピースを取り外して痛い場合、虫歯や歯周病などの原因になることもあります。特に虫歯が神経に達して歯の根っこに膿ができるような場合、矯正力をかけるとさらに痛みが出てしまう事があります。この場合は神経の治療が終わってから矯正治療再開になるケースが多いです。
また、マウスピース矯正・ワイヤー矯正共に矯正中は虫歯や歯周病のリスクが上がります。歯の清掃がしずらいワイヤー矯正に比べて、マウスピース矯正の場合取り外しが可能なためしっかりとブラッシングができるのがメリットですね。
また、虫歯の治療によって歯の形が変わったり、歯周病によって歯が無くなってしまうこともあります。マウスピース矯正の場合、マウスピースの再作成が必要になる可能性もあることがデメリットになるでしょう。
矯正治療中に虫歯や歯周病になると矯正が中断したり、治療計画が変更することもあります。矯正中はしっかりと歯を磨いて、虫歯や歯周病にならないよう口内環境に気を付けましょう。
このように、マウスピース矯正にはさまざまな種類の痛みやメリットデメリットがあります。こうした面をしっかりと理解し、医師に相談の上納得した上で矯正することをお勧めします。
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