顎関節症とマッサージ

 こんばんは!高峰歯科クリニックスタッフのTです。これまで顎関節症について触れてきました。顎関節症になってしまう原因や治療法について触れてきました。そして完治が難しい病気の一つであることにも触れたと思います。そんな顎関節症が「治った!」「以前よりよくなった!」と医師も驚く成果が見込まれているマッサージについて今回は触れていきたいと思います。

 女性に多い?顎関節症、ストレス原因 マッサージで改善!
 現在、民間療法を含めて標準の治療法がないとされている顎関節症ですが、マウスピースのような器具を使って噛み合わせを調整したり、以前は歯を削ったりなどして噛み合わせをよくする手法が多かったようです。しかしこれらは患者さんの身体的な負担が大きく、かえって悪化してしまう例もあったようです。こうした反省点から治療法の再検討が進み、近年では患者さんの負担をなるべく抑える手法を取り入れているそうです。

顎関節症の症状を和らげるマッサージ
①人差し指から小指に力を入れ、首の後ろからゆっくりと前に移動する
②人差し指と中指の2本の指に力を入れ、こめかみ付近を小さな円を描くように軽く押す
③人差し指と中指の2本の指に力を入れ、頬や顎の関節部分をほぐすイメージで小さな円を描くように軽く押す

 このマッサージは顎周辺の筋肉を覆う組織である「筋膜」に着目したマッサージで、ほぐす治療として注目されている。顎関節症はこの「筋膜」が癒着してこわばることによって痛みが生じている、と考えられているため「筋膜」にアプローチした治療などは今後も増えていくのではないでしょうか。

 このように体操などの動きやマッサージを取り入れる方法で、早く改善するとの報告があるそうです。以前は生活に制限を加えて安静に過ごすように勧める医師が多かったようですが、ここ数年で、マッサージや運動を積極的に治療に取り入れる考えが広がってきたそうです。
 自宅でも簡単にできるマッサージのため患者さん自身でご自宅で行っていただくこともできます。
 また、「パピプペポ」などハッキリと発声し、歯を食いしばる癖で緊張した口周りの筋肉や舌をリラックスさせる方法なども勧められています。さらに、発生後、しっかりと唾液を飲み込むと筋肉と舌が収縮し、顎関節が安定した位置に戻る手助けになるそうです。上下の歯が接触しないようにするのもいいそうですよ。

★重症なら手術が必要
 マッサージでも痛みが全く引かず、口が開かなくなってしまった時は、病院で鎮痛剤や筋弛緩薬を投与してもらって治療が始まります。重症と診断されたら、外科手術になるかもしれません。顎関節症かも?と思ったら歯科医院を受診する人が多いが、病院によっては口腔外科などでも対応してくれるそうです。独自の治療法を施す医師もいるので、自分が納得のできる治療を見つけましょう。


 現代社会はパソコンに向き合う生活習慣やストレスの影響で、関節量を誘発する原因にあふれています。日頃から顎への負担を減らす心がけも大切です。ご自身でリラックスする時間をつくったり、なるべくストレスをため込まないような生活をこころがけましょう。




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