手足口病の流行

 毎年夏になると「手足口病」というワードをよく耳にしませんか?なかなか独特な名前の病気ですよね。手足口病は、初夏から初秋にかけて流行する感染症で、流行りのピークは夏ですが秋から冬にかけて発生の増加がみられることもあります。たとえば横浜市では、1995年の夏に定点医療機関あたり手足口病を発症した週間患者数が12.4人に達するほどの大きな流行りがあり、2000年の夏にもピークが定点当たり6.5人と比較的大きな流行りになりました。また、2011年の夏には定点医療機関あたり手足口病を発症した週間患者数が12.3人に達する16年ぶりの大きながありました。
 日本における手足口病の大流行については、主にこれまで日本で大きな流行を起こしたことがなかったコクサッキーウイルスA(CVA6)によるものでした。コクサッキーウイルスA6(CVA6)は、2008年秋にはフィンランドで手足口病の流行を起こしています。

 ①症状
 乳幼児やこどもによくみられる症状です。発熱、口の中の痛み、水疱を伴った発疹が特徴です。水疱とは手のひらなどにできる水膨れの事です。症状のながれは、軽い発熱と食欲不振・気分不快からはじまり、しばしばのどの痛みを伴います。発熱が始まってから1日か2日で口の中に痛みを感じてきます。口の中に小紅球が出現し、水疱性を発症します。場合によっては小さな潰瘍になることもあります。3~7日で水疱は水痘になります。消退するまでかさぶたにはなりません。

☆手足口病チェックシート☆(参考までに)
ー元気がない
―吐く
―頭痛
ー高熱
-2日以上の発熱
ー腹痛
ー爪の脱落

この中に当てはまるものがあれば、手足口病を疑ってもいいかもしれませんね。

 症状の中の歯科の分類でいえば、舌や歯茎、頬の内側の部分に出現することが多いです。皮膚の発症は1日から2日で、小紅球から盛り上がり水疱を伴うこともあったりします。発疹は痒みを伴わず、通常手のひらや足の裏にできやすいです。発疹はおしりなど、からだの他の部位にもできることがあります。しかし、口の中の潰瘍だけの場合もありますし、独特な名前とは裏腹に「手足口病」は確固たる病名で、英語ではhand,foot,and mouth disease(HFMD)といいます。
 手足口病が発見されたのは、2011年の夏のキーウイルスA6(CVA6)によるものでした。コクサッキーウイルスA6(CVA6)による手足口病については、発疹・水疱が腕や脚、口の周辺に現れることもありました。また、発病から1~2か月後に爪が浮き上がり、脱落する爪甲脱落症(onychom adesis)が発症することも確認されています。怖いですよね。コクサッキーウイルスA6(CVA6)による手足口病でみられた爪甲脱落症(onychom adesis)で脱落した爪からは、コクサッキーウイルスA6(CVA6)が検出されました。なぜ爪が脱落するのか気になりますよね。なぜ爪が脱落するのかというと、爪は外部から見える爪甲と、皮膚に覆われて目視できない爪根の二つに分かれています。爪は、爪根の爪母基(nail matrix)という部分で爪が生産され、その爪が外部に押し出されることにより爪の成長がみられます。コクサッキーウイルスA6(CVA6)による感染が爪母基での爪の生産を一時的に止めて、爪甲脱落症を起こすと考えられています。

 ②完治までの流れ
 手足口病は重症になることは少なく、大半は7~10日で治ります。まれなケースとして、髄膜炎を伴うことがあり、発熱、頭痛、首のこわばり、背部通等が出現し、数日間の間入院しなければいけないこともあります。さらに極めてまれなケースだと、急性脳炎等を起こし、最悪死亡する場合もあるそうです。(1997年にマレーシアで、1998年に台湾で脳炎による急死例が多発しました)このようなケースはまれではありますが、最悪の事態を避けるためにも、高熱や頭痛・嘔吐が酷い場合等には、早めに医師の診察を受けるようにしましょう。

③治療と自宅での対処
 治療は特別な治療を要することはほとんどなく、一般的な発熱、のどの痛みに対する治療と変わりません。
 口の中に潰瘍ができ痛みを伴う場合は、口の中に食べ物を入れると、食べ物が潰瘍部分を刺激して痛みを増強するので、幼児の場合は食べようとしなくなるケースもあります。著しいときは、脱水・栄養不足のため医療機関での点滴が必要になる場合もあるので、未然に防ぐ方法としては、熱いものは人肌に冷ましてから与える、濃い味(特に刺激物や酸味、塩味)のものは避けましょう。また、あまり噛まなくてもよく、消化の良いものを与える、水分をこまめに与えるなどの、食事面での細かい配慮がとても大切です。何よりも水分不足にならないようにすることが最も大切なので、薄いお茶やスポーツドリンクなどを少量づつでもいのでこまめに与えるようにしましょう。

④発症する原因
 手足口病を発症する場合、何種類かのウイルスが病原体となります。コクサッキーウイルスA16(CVA16)や、あるいは他のコクサッキーウイルスA(CVA10CVA6)、あるいはエンテロウイルス71(EV71)が病原体としてあげられます。なお、エンテロウイルスやコクサッキーウイルスA6(CVA6)、コクサッキーウイルスA10(CVA10)などは、ヘルパンギーナ(口腔内後端の喉頭に開く部分にできる急性で炎症性の小さな潰瘍のこと。高熱が数日続き、熱が下がった後、数日で口腔内の症状もなくなります。)

⑤気を付けること
 手足口病に一度かかったことがあっても、発症の原因となったウイルス以外のウイルスには免疫をもっていないので、他の種類のウイルスによる手足口病にかかってしまう可能性もあります。手足口病は、4歳くらいまでの子供を中心とした感染症ですが、それ以上の学童の間でも流行がみられる場合もあるので、大人でも注意が必要です。

⑥予防
 感染経路としては、咽頭から排出されるウイルスによる飛沫感染、便中に排泄された


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