顎関節症の治療について

高峰歯科医院のスタッフのSです。

先日わたしは顎関節症になってしまいました。右のあごに常に違和感を感じ、口を開けようとすると痛みました。
大きく口を開けようとするのが困難で、ハンバーガーなど大きく口を開けないと食べられないような食べ物には大変苦戦しました。その時にたまたま噛む力に関する研究協力に応募していたのですが、顎関節症の人は対象外ということで見送りになってしまいました…。


顎の付け根を押さえている女性


【人生初の顎関節症】

きっかけは、3ヵ月ほど前に友人と店で食事をしていた時でした。その時注文したピザの生地があまりに硬く、なかなか噛み千切ることができませんでした。人生で食べたものの中で一番硬かったのはきっとこれです。

わたしは普段あまり硬いものを食べないので、久しぶりにこんなにあごを使って食事をしました。たった1品のために相当な時間を費やし、なんとか1枚食べきりました。味をあまり覚えていないので、それを食べきることにしか意識が向かないほど硬かったです。

その当日は何ともなかったのですが、翌日になってから右あごが何とも言えない不快感に襲われました。

痛いというのも違うし、外れそうなのも違う。昨日あごをたくさん使ったからかな?と思いましたが、ちょっと頑張って硬いものを食べたくらいでは今までこんな状態になったことがなかったので、最初は軽くパニックになりました。

冷静になって調べたところ、「顎関節症ではないか」と出てきました。


【顎関節症なんて大したこと…】

何となく顎関節症は高齢の方に多いと思っていましたが、実際は若い世代の女性がなりやすいとされているそうです。これは女性の方が骨格弱いためともされていますが、しかしまさか自分がなると思っていなかったので驚きました。でもそんなに多くの人がかかるものならきっと大したことはないんだろうなとしばらく放置しといていました。

しかし1週間たっても2週間たっても全く治る気配はなく、むしろ前よりも口が開けずらく、あごから音が鳴るようになっていました。数日経っても改善が見られないのはさすがにこれではいけないと思い先生に相談しました。そこで「歯にマウスピースをはめるといいよ」と教えていただきました。


【治療開始!】

マウスピースは自分の歯型にきちんとあうように作り、食事の時以外のほとんどで口にはめて生活をします。それによりあごへの負担が軽減されてだんだん元のあご、健康な状態になるという仕組みです。

とはいえ実際付けてみるとかなり煩わしく、相当しゃべりずらいです。たまに口の中が気持ち悪くなってしまったこともありました。特にわたしは寝ているときの歯ぎしりも癖になっていたので、寝るときは必ずつけるように心がけていたのですが、不快感で無意識に外してしまうのか、朝起きるとだいたい口からははずれていました。こういったことがあるので、食事以外でずっとつけていることは正直かなり大変でした。


顎関節症治療用のマウスピース


そんな症状もありながら、なんとか数日間はめ込んで生活をしました。マウスピースをつけていていやだなと感じる機会も徐々に減っていき、3日経過したころからなんとなくよくなってきたように感じられ、数週間後にはすっかり痛みもなく口も今まで通り開けられるようになっていました。


日常生活に大きく支障をきたすこの顎関節症。顎関節症はふとしたことから発症します。「このくらいなら大丈夫かな」と自己判断せず、しっかり近くの歯医者さんに相談することをおすすめします。


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