歯磨きは何分間行えばよいか

こんにちは!スタッフのSです。今回は「歯磨きは何分間行えばよいか」についてお話します。「歯をよく磨きましょう」、「丁寧にケアをしましょう」とよく言われますが、これだけでは具体的なことはわからないという方も多いのではないでしょうか。特に、何分ほど歯磨きに時間をかけるのが適切なのかはわかりにくいと思います。今回は、歯磨きにかけるべき適切な時間についてお話ししたいと思います。


歯磨きに適切な時間
歯磨きに適切な時間は1回およそ3分だとされています。これはブラッシングの時間のみの3分間です。仕上げにはフロスなどを用いて清掃すると、より歯のケアの質が上がります。とはいえ、その3分の間であまり手を動かさないでいるとあまり意味がないので、1本につき10回~20回程度ブラシをかけるイメージで行うのが良いでしょう。


一日に何回歯磨きをするとよいか
1回は最低でも3分なのですが、それを行う回数も重要で、これも最低で朝起きた時と寝る前の2回は行いましょう。特に就寝前は、歯垢や歯石は睡眠中に作られることが多いので必須になります。できるのであれば、毎食後の歯磨きもした方が良い場合もあります。歯が健康な状態の人は、食後すぐに歯を磨きをすることをおすすめする専門家の方が多いです。しかし、「酸蝕症」になってしまっている方は食後すぐの歯磨きを推奨していません。酸蝕症(さんしょくしょう)とは、歯を覆っているエナメル質がはがれてしまう病気で、その為に食後すぐの歯磨きによって歯がすり減ってしまうリスクが生じます。酸蝕症かもと疑われる場合には、かかりつけの歯医者さんと相談の上、食後30分から1時間程度あけたタイミングでの歯磨きが望ましいでしょう。朝起きた時、毎食後、就寝前、これらを合わせると一日で計5回は歯を磨くことになります。特に朝は時間が無い上に起床後と朝食後の歯磨きが推奨されているため、忙しくはなりますが、早めに起きるなどの対処を行い、健康な歯を保てるように頑張りましょう。また、歯磨きの時間があまりに長すぎることもリスクになります。歯のエナメル質が剝がれてしまう事もあるので、毎回無駄にダラダラと10分以上かけることもおすすめしません。

歯磨きは時間よりも質、内容です。時間はあくまでも目安で、隅々まで磨けるよう心がけましょう。

皆さんは一日に何回、どのようなタイミングで歯磨きをしていますか?最も多い回答は「朝と夜の二回」だと思います。歯周病を防ぐ上では夜、就寝前の歯磨きは特に重要です。私たち人間は夜中は眠っていますが、歯周病や虫歯の原因となる菌は夜でも眠ることはありません。寝ている間にそれらの菌が繁殖してしまうのを防ぐためにも、夜の歯磨きは大切です。朝の歯磨きも大切です。唾液はお口の中を綺麗にする洗浄作用がありますが、眠っている間は唾液の分泌量が減ってしまうため歯周病菌が繁殖しやすくなってしまいます。したがって夜の間に繁殖した菌を朝の歯磨きで綺麗にする必要があるといえます。一方で、お昼の歯磨きも大切です。特に接客業をされている方は、歯の汚れや口臭予防のためにお昼の歯磨きをすることをおすすめします。時間が無くてできない、という方でも、うがいをするだけでも効果がありますので是非試してみてください。


歯磨のしすぎはよくない?
また、歯磨きのし過ぎは虫歯になりやすくしてしまいます。しっかり磨く=強く磨くことだと思っていませんか?実は、ゴシゴシと強く磨いてしまう事で歯や歯茎を傷つけてしまい象牙質が露出しやすくしてしまうのです。それだけでなく、普段歯を虫歯菌から守っているエナメル質も薄くしてしまいます。歯磨きはやりすぎてしまうと虫歯にも繋がることもあるので力加減に注意してみてください。歯の磨きすぎは虫歯の可能性を上げるだけでなく、知覚過敏が起こってしまったり、歯の中にある象牙質は露出するほど歯が黄ばんで見えることもあるそうです。更に嫌なことに、歯磨き、うがいを徹底していれば口臭が良くなると思っている方も多いようですが、かえって口臭を酷くする場合もあります。口臭は口内の嫌気細菌というものによって起こります。本来は新鮮な唾液には酸素が多く含まれていて、その酸素が嫌気細菌の増殖を防ぎ、唾液の流れがあれば口臭がなくなるというわけなのですが、歯を磨きすぎたり、口をゆすぎすぎたり、またはストレスにより唾液の流れが弱い人は唾液の量が低下して口の中が乾燥し口臭を引き起こしてしまう事があるようです。歯を磨いたりする際には注意して行ってみてください。


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